iPhone 搭載されている メモリ チップについて

今日はiPhoneネタです。特に基盤についてです。iPhoneは基本的ににパソコンが小さくなったものです。CPU・RAM・ハードディスク・モデム・マイク・スピーカーが一緒に小さくなったのがiPhoneです。ですからデータの書き換え・削除・作成がカンタンに行えます。

ところがココに落とし穴が潜んでいます。パソコンのハードディスクにあたるNANDメモリーといわれるメモリーチップです。パソコンのハードディスクの寿命が100年と言われるのに対して、NANDチップの寿命は最大10年です。

しかも「データを書く・消す」を繰り返すような使い方をした場合、データ劣化が早く、さらにこの中のデータも経年で劣化していきます。

10年ほど前にネットブックというパソコンが流行ったことがありまして、私もその時初めてNANDのハードディスクを使いました。大した使い方はしておりませんでしたが、僅か3年でハードディスクが認識されなくなりました。

iPhoneはそれだけデータ劣化のリスクにさらされています。弊店はインターネットで基盤修理も請け負ってまいりましたが基盤のお悩みで一番多いのがリンゴループです。「初期化すれば治ります」それは嘘です。もちろん治るばあいもあります。でも殆どが悲しい結果になっています。なぜならシステムファイル自体がNANDの上にある以上、いつかは劣化して使えなくなるのですから。

対策:こまめにパソコンにバックアップをとりましょう。また可能ならDVDやCDに焼きましょう。DVDやCDはプラスチックメディアです。データ劣化はほとんどありません。バックアップ・メディア記録作業(1500円-枚数を問いません)